アイムス(IAMS)とグランツ(GRANDS)を5つの項目で徹底比較！

この記事では、人気のキャットフード「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を5つの項目で比較しています。

キャットフードの種類が多すぎて、何をえらんで良いか悩んでいませんか？
家族の一員である、大事な猫にとって安心・安全なキャットフードを与えてあげたいですよね。

キャットフードを選ぶときの基準になる、「価格」、「原料」、「栄養素」、「添加物」、「食べやすさ」の5つの項目で比較してみました。

健康を考慮したキャットフードをあげるのは、もちろん重要ですが、猫ちゃんがおいしく食べてくれるのも大事な要素です。

今回の記事が、あなたの猫ちゃんのお気に入りを見つける手助けになれば幸いです。

「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を５つの項目で比較しました！

1.価格で比較	通常料金や送料とともに、定期購入やサンプルについて比較してみました。
2.原料で比較	使用している原料やグルテン、グレインフリーを比較してみました。
3.成分で比較	栄養成分で比較してみました。
4.添加物で比較	保存料などの添加物が含まれているか比較してみました。
5.食べやすさで比較	それぞれのサイズや形から食べやすさを比較してみました。

上記の５つの項目で「アイムス(IAMS)」、「グランツ(GRANDS)」を比較してみました。

知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。

1.「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を価格で比較！

やはり一番気になるのは価格ですよね。
できれば価格を気にせず、良いものを与えたいですが、毎月の出費なので、高いものは手が出づらいです。
ましてや多頭飼いなら、消費も早く、購入量も増えます。２つの価格を比較してみましょう。

通常価格

アイムスは1.5kgで1,780円で、グランツと比べると約3分の1ほどの価格です。

グランツは、1.5kgで4,950円。
原料に良質な食材を使用しているプレミアムフードなので、価格は高めです。原料については次の比較で説明します。

アイムスは1日あたりのえさ代も83円で、できるだけ安く抑えたい人にはおすすめです。

定期購入

アイムスは、アマゾンの定期おトク便を利用すると、10%オフです。
3袋以上の定期購入だと15%オフになり、1袋あたり1513円です。
また、2000円以上で送料が無料になるので、お得に購入したい人には、3袋以上の定期購入がおすすめです。

グランツは、定期購入すると、継続数ごとに割引率が上がっていき、最大20%オフになります。
こちらも個数や周期も変更可能です。

少しでも安くプレミアムフードを購入したい人には定期購入がおすすめです。

お試しサンプル

アイムスには、お試しサンプルはありません。

グランツにはお試しサンプルがあります。さらに、送料無料です。
1袋100gで3つの味がお試しできます。1度のお試しで違う味が試せるのは嬉しいですね。

2.「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を原料で比較！

原料が粗悪だと、猫の健康に影響を及ぼす恐れがあります。
また、アレルギーを引き起こす原料が入っていないかを確認するのも大事です。

	アイムス成猫用 インドアキャット チキン	グランツ(GRANDS) チキン&サーモン
原料	肉類（チキンミール、チキンエキス、 家禽ミール）、とうもろこし、 植物性タンパク、大麦、油脂類（鶏脂）、 家禽類、食物繊維（ビートパルプ、 オリゴ糖）、ユッカ、 ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、 C、D3、E、コリン、ナイアシン、葉酸）、 ミネラル類（亜鉛、カリウム、クロライド、 鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン）、 アミノ酸類（タウリン、メチオニン）、 酸化防止剤（ミックストコフェロール、 ローズマリー抽出物、クエン酸、 BHA、BHT）	脱水チキン 30%、フレッシュチキン 15%、 脱水サーモン 14%、チキンファット 10%、 チキンプロテイン 2%、 サーモンオイル 0.8%、さつまいも、 じゃがいも、エンドウ豆、 チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、 ユッカエキス、クランベリー、 ブロッコリー、ブルーベリー、 グルコサミン、 コンドロイチン（サーモン由来）、 ビタミン類(A、B、D3、E)、 アミノ酸(タウリン、L-カルニチン)、 ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、 セレン、亜鉛)

動物性タンパク質

原料は使用されている量が多い順に記載されています。

アイムス・インドアキャット・チキンは1歳以上からの成猫に対応しています。

主原料は肉類です。
「ミール」は肉を乾燥させて粉状にしたものです。
乾燥させることで、水分が取り除かれ、タンパク質などの成分が凝縮されます。
しかし肉類は、使用されている肉の質や部位が不明です。
良質な動物性タンパク質が取れるかどうかは、疑問です。

グランツは総合栄養食のドライフードです。チキン&サーモンは全年齢に対応しています。

原料の70％以上がお肉です。
サーモンやフレッシュチキンなどの良質な動物性タンパク質を使用し、アミノ酸、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれています。高タンパク質で低糖質なキャットフードです。

野菜・果物・そのほか

アイムスには、野菜や果物の使用はありませんね。配合されているビタミンの種類が豊富です。
免疫力の維持をサポートするビタミンCとEが含まれています。
水溶性食物繊維のビートパルプは、整腸作用があります。
また、お腹の中で膨らむので、満足感を得やすいです。
ユッカは腸内の臭いを吸着するので、便の臭いの減少が期待できます。

グランツは、サツマイモやジャガイモを使用し、食物繊維が豊富です。
その他には、ブロッコリーやチコリなどの野菜も含まれています。
果物は、尿路の健康をサポートするクランベリーやブルーベリーが配合されています。
ただし、クランベリーが使用されているので、シュウ酸結石症の猫には与えられません。

さらに、お腹の調子を整えるマンナンオリゴ糖やビール酵母の配合。
コンドロイチンやグルコサミンは関節の健康維持が期待できます。

グランツは、肉や野菜、果物のバランスがそろっていますね。
猫の健康に配慮し、良質な原料を使用したキャットフードです。

グレインフリー

アイムスはとうもろこし、大麦の使用があります。
肉類の次にとうもろこしの記載があるので、穀物が多く含まれていると判断できます。穀物はアレルギーを引きおこす恐れがあるので、注意が必要です。

グランツは、小麦やとうもろこし、米などの穀物を使用していません。
グレインフリーのキャットフードです。穀物アレルギーのある猫にも安心です。
猫は穀物の消化が苦手です。グランツは、猫の体にやさしく作られています。

3.「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を栄養素で比較！

原料に含まれる栄養素を比較してみましょう。

	アイムス(IAMS) 成猫用 インドアキャット チキン	グランツ(GRANDS) チキン&サーモン
成分	粗タンパク質:30.6％以上、 粗脂肪:12.6％以上、粗繊維:3.0％以下、 粗灰分:8.0％以下、水分:7.5％以下、 カルシウム:1.1% 、リン:0.9%、 マグネシウム:0.10%、 タウリン:0.25%、 ビタミンC:400mg/kg、 ビタミンE :400IU/kg、 オメガ3脂肪酸:0.45%、 オメガ6脂肪酸:2.90% 代謝エネルギー 366kcal / 100g	粗タンパク質:36.0%以上、脂質:17.0%以上、 粗繊維:4.50%以上、粗灰:8.50%以上、 水分:10.0%以上、 オメガ6脂肪酸:0.70%以上、 オメガ3脂肪酸:0.50%以上、 リン:1.10%以上、 マグネシウム:0.09%以上、 ナトリウム:0.60%以上、 カルシウム:1.60%以上 代謝エネルギー 361kcal / 100g

アイムスはタンパク質が30%以上です。しかし穀物の使用があるので、植物性タンパク質も含まれています。
動物性タンパク質との割合が気になるところです。

グランツは、原料の70%以上がお肉なので、動物性タンパク質を多く含んでいます。

猫は肉食動物なので、動物性タンパク質が必要です。
必要な栄養を摂取できるのは、グランツです。

アイムス、グランツともに、皮膚や毛並みの健康をサポートする、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が配合されています。

代謝エネルギーはどうでしょうか？

アイムスのほうがカロリーは366kcalでグランツより高いですが、脂質が低いです。

グランツは361kcalです。
動物性タンパク質を多く含んでいますが、少し脂質が多めなので、肥満予防のために、与えすぎに注意しましょう。

動物性タンパク質が多いグランツのほうが、消化吸収率は高いといえます。

4.「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を添加物で比較！

体に悪い人工添加物は、猫の体に負担をかけます。いつまでも健康で長生きしてほしいのが、すべての飼い主の願いですよね。

アイムスには、酸化防止剤にBHA(ブチルヒドロキシアニソール)とBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)が使用されています。
この２つは、発がん性の可能性があるといわれています。
その他に、ミックストコフェロールやローズマリー抽出物、クエン酸の植物由来の酸化防止剤を使用しているのに、合成酸化防止剤も使用されているのが残念なポイントです。

グランツは保存料や着色料、香料などの人工添加物を一切使用していません。
また、遺伝子組み換え食品も不使用です。猫の安全が配慮されています。

グランツの原産国はフランスで、日本よりもペットフードの品質に対する基準・規制が厳しいです。製造工程では、レシピや製造が正しく行われているか、工程ごとに厳しい品質検査があります。また、出荷前には外部機関による衛生検査も実施しています。

グランツは猫の安全や体に配慮したキャットフードです。

5.「アイムス(IAMS)」と「グランツ(GRANDS)」を食べやすさで比較！

サイズや形から食べやすさを比較してみましょう。

	アイムス(IAMS) 成猫用 インドアキャット チキン	グランツ(GRANDS)　 チキン&サーモン
大きさ	10mm	5mm
形	丸型	三角型

アイムスは10mmと一般的なキャットフードの大きさです。

一方グランツは、5mmで小さめです。
小粒のサイズは、万が一、噛まずに飲み込んでしまっても、喉に詰まる心配はありません。
子猫やシニア猫でも食べやすいサイズといえます。

形による猫の好き嫌いはあまりありません。

アイムス(IAMS)をおすすめな人はこんな人

• コストを抑えたい人
  1.5kgで1,780円です。5kgの成猫に与える場合、1日のえさ代は83円で、コストパフォーマンスのいいキャットフードを探している人におすすめです。
  
• シニア猫を飼っている人
  7歳以上用、11歳以上用、15歳以上用の3種類があり、健康維持をサポートする成分が配合、調整されています。
  
• 味に飽きやすい猫を飼っている人
  アイムスの成猫用は、チキン味、まぐろ味、お魚ミックス味の3種類があります。
  猫が飽きないよう、味を変えられます。

グランツ(GRANDS)をおすすめな人はこんな人

• 無添加で良質なキャットフードを与えたい人
  人工添加物、酸化防止剤などは一切使用されていません。また、良質なお肉のタンパク質が多く含まれているので、安全なものを食べてもらいたいと思う人におすすめです。
  
• 猫が味に飽きやすく、味に種類のあるキャットフードを探してる人
  グランツはチキン&サーモン、チキン、サーモンと3種類あるので、定期的に味を変えて、飽きさせない工夫ができます。対象はチキン&サーモンは全年齢。チキンとサーモンは、1歳から全年齢です。
  
• 穀物アレルギーを持った猫を飼っているひと人
  グランツは小麦やとうもろこし、米などの穀物を使用していない、グレインフリーのキャットフードです。

まとめ

今回はアイムス(IAMS)とグランツ(GRANDS)を5つの項目で比較しました。

アイムスとグランツの1番の違いは穀物の有無です。

アイムスは、主原料は肉類の動物性タンパク質ですが、その次に穀物の使用があります。
猫は穀物に含まれる炭水化物を消化するのが苦手です。体への負担が気になります。

グランツは、原料の70%以上が動物性タンパク質です。野菜や果物も多く使用し、健康維持をサポートする栄養素が豊富に含まれています。

次の違いは、合成酸化防止剤の使用です。
アイムスは発がん性の可能性が高いといわれている、BHAとBHTが使用されています。

グランツは、添加物を一切使用していない無添加のキャットフードです。

アイムスは、毛玉ケアや体重管理用など、猫の健康状態に合ったフード選びが可能です。
また、ペットショップなどでも購入できるので、買いやすさもあります。

グランツも通常価格は高めですが、定期購入すると、割引率があがるので、お得に購入できます。少しでも安くプレミアムフードを購入したい人におすすめです。

もちろん、健康の為に安心で安全なキャットフードをあげるのは大事です。

しかし、いくら健康に良いからといって、猫がおいしいと感じないと、ストレスのある食事になってしまいます。

今回の比較を参考に、あなたの猫ちゃんのお好みのキャットフードを見つけてあげてください。